ちょっと前のことだが、学部の教育方針について、研究室を訪ねてきてくれた学生と長々と話す。
「ネット上でやりとりするより、直接会った方が早いと思って」と言って来てくれたのだが、確かにそうかもしれない。
で、そのあと、その学生が書いているウェブ日記を密かに読んだら、「今日は**先生(わたしのこと)が、いつもよりいい人だった。」とある。
げっ、じゃあ、いつものわたしは「悪い人」なのかよ、おい、と内心ツッコム。
翌日また同じ学生の日記を見たら、「あの書き方は語弊がある、と友人に言われたので」という前置きのあと、「いつもは厳しい人だと思っていたけど、ややこしい質問に対しても、丁寧に答えてもらったので。」といったようなことが書き添えてあった。
「厳しい人」か。ちっとも厳しくないつもりなんだけど。こういうところに距離感が生じている、ということかな。