2002-05-02 [長年日記]

_ 電車の中

父親の膝の上に座る小さな女の子が、一口大にちぎってもらったカニパンを父親の手から受け取り、ひとつず口に押し込んでおいしそうに食べている。パンの固まりがすっかりなくなると、女の子は隣に座っている母親の手をとんとんたたく。母親が、腰のあたりに下げた袋をさぐって、次のカニパンのかたまりを取り出す。それを父親が受け取って、また一口大にちぎって女の子に渡す。そんな動作が繰り返される様子を、つり革につかまりながら眺めていた。

親子の足元、というか、足の後ろ側に、大きな盲導犬が静かに寝そべっているのに気づいたのは、だいぶたってからだった。

_ なんと

移転したし、更新報告もやめたのに、読み続けてくれていた、と知った。こちらも、素直に感動。

「世界が」とか、「社会が」とか、そういう空虚なことばに怒りさえ失っていたところだっただけに、目の前の現実に立ち向かって、少しでも前に進もうとする人の文章を再び読むことができて、こちらも力が湧いてくる。

_ とはいえ

最近わたしは、自分が破滅に向って進んでいるような気がしないでもない。仕事とか、生活とか、そもそもの生き方とか。40代って難しい。

いや、もちろん、なんとか踏みとどまるつもり。

_ 考えすぎないで

時々、特定の誰かに話し掛けるように書くことがあるけれど、決して、他の人が読んでいることを忘れているわけじゃない。特定の人に向けて書くとしても、他の人が読んでも、自由にことばを受け止めてもらってよいように、書いている。

解釈は、自由なのです。読みたいように、読んでください。

_ 確かに

二重の意味でつらかった。でもそれは、わたしの心の中の問題。

あれがわたしに向けられたものだとして、もしそうなら、そういうこと。