2002-12-31

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自分の中にあれほどの怒りが残っていたことに愕然とする。

自分の愚かさや誤りそのものはきちんと受け入れられたのだから、人に対する不信も吹っ切れると思ったし、吹っ切るべきことだったのに。

自分の心の奥にある闇の存在に気づいて、自分で自分が信じられなくなった。

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それでも時は少しずつ心の向く方向を変えてくれる。

変化は微々たる速度で、時間もわずかしか経っていないのに、実感として大きな差を感じるのはなぜだろう。

残っていた心の膿が一気に放出されてしまったからか。

あるいは、心の動きの速さというのは、物理的な「時間」とは無縁な時間軸を持っているのかもしれない。

今は昨夜に比べるとずっと穏やかな心地がする。このまま、本来の自分を取り戻せますように。

_ つい、今しがた

いただいたメールを読んで、ああ、そういえば、そんなことがあったなあ、と遠い記憶を手繰り寄せる。恐い気持ちより、いたたまれない気持ちが先に立って。

あれが「誠実」かどうか、わたしにはわからないけれど。でも、そうか、あの時の、何としても人の側に立ちたいという気持ち、あれを思い出せばいい。

ありがとう。

_ 12月

が終わる。わたしの好きな日記を書いている方が何人も、実は12月生まれだということを知った。タイミングを逸して、おめでとう、を伝えそこなった人もいるが。今数え上げてみたら、自分も含めると、片手じゃまるで足りない。

1ヶ月が長く感じられたわけだ。