2003-02-06 [長年日記]

_ 未熟

このところずっと、子供が病気になっても、夫とわたしでやりくりして、実家の母を頼らないようにしている。子供が大きくなって、ひとりで留守番できるようなってきたこともあるのだが、母を頼ってあれこれ口を出されるのが嫌で避けている、というのが正直なところ。

先日また娘が熱を出して病院に連れて行くと、「症状からみてインフルエンザの可能性が高い」と言われ、とうとう来たか、と覚悟を決める。で、もしインフルエンザなら、70歳を超える母にうつることの方が心配だと思い、「しばらくそちらに行けない」と伝えるつもりが、「インフルエンザなら予防注射してあるから」と言われて、逆に昼から娘を預けるはめになる。

幸い娘の熱はすぐに下がり、預けた日は丸一日平熱。たぶん普通の風邪だったのだろう。しかし娘を引き取りに行くと、母が、「もう1日休ませなさい。明日は朝から待ってるから。」と言われて、弱る。

翌朝、やはり平熱なので、学校に行かせることにする。母にそれを伝えると、「どうしてーー」と悲鳴に近い声をあげられるが、「これは母親であるわたしが決めることだから。」とだけ言う。内心、これでもし熱がぶり返しでもたりしたら・・・、という不安を完全には打ち消せない自分を情けないと思いつつ。

そんなことがあった時、こちらを読む。おそらく、母よりもわたしと年齢が近いはず。もしわたしが世間並みの年齢で子供を産んでいれば、わたしももうそろそろ、娘の子育てを助けることを考えてもおかしくないのだ、と気づく。いまだに母と葛藤している自分が、未熟に思えてならない。

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_ Pochi (2003-02-07 04:07)

「母と娘」って「父と息子」とも違う葛藤があるように思います。以前より実家へ帰るのが面倒なのは向こうも年をとって、頑固さが増してお互い譲らなくなったからかも。いつまでたっても、親からみたら子供なんですかねぇ。

_ dd (2003-02-07 08:53)

本当にねえ>「いつまでたっても、親からみたら子供」別の人格、別の存在だ、ってことが、いつまでたっても理解できないんだろうか、と思ってしまう。まあ、わたしにとっては母はある意味子育ての半面教師なので、それはそれで、感謝すべきでしょうが(笑)。

_ asagi (2003-02-07 10:37)

娘の子育てにはできるだけ口出ししないようにしていますが、つい口出ししてしまうことも。未熟です。